EMI測定における分解能帯域幅(RBW), ビデオバンド帯域幅(VBW)について

EMC

ども見習いエンジニアぬのです。

普段スペアナとかEMIレシーバーとか使うことが多いのですが、RBWとかVBWってけっこう意味わかんなかったりどんな設定にして測定すればいいのかわからないことってないですか?
自分でもイマイチわかってないことなので今回わかる範囲で調べてみました。

ただ正直VBWとインパルスバンド幅についてはよく理解できなかったので、今後気が向けば調べてみようとおもいます。

分解能帯域幅(RBW)

IF フィルタと呼ばれる周波数スペクトラム成分を任意の幅で分離するフィルタにおける分離の幅を、分解能帯域幅(Resolution band Width)と呼ぶ。

CISPR 16-1-1では帯域幅の中心より6dB 低下した点の幅を帯域幅(RBW)と して定義している。

CISPR 16-1-1では周波数帯によって下記設定にするように指示されています。

準尖頭値(QP)

周波数帯域基準帯域幅
9 kHz〜150 kHz200 Hz (6dBバンド幅)
150 kHz〜30 MHz9 kHz (6dB バンド幅)
30 MHz〜1000 MHz120 kHz (6dB バンド幅)

尖頭値(Peak)

周波数帯域基準帯域幅
9 kHz〜150 kHz200 Hz (6dBバンド幅)
150 kHz〜30 MHz9 kHz (6dB バンド幅)
30 MHz〜1000 MHz120 kHz (6dB バンド幅)
1 GHz〜18 GHz1 MHz (インパルスバンド幅)

平均値(Ave)

周波数帯域基準帯域幅
9 kHz〜150 kHz200 Hz (6dBバンド幅)
150 kHz〜30 MHz9 kHz (6dB バンド幅)
30 MHz〜1000 MHz120 kHz (6dB バンド幅)
1 GHz〜18 GHz1 MHz (インパルスバンド幅)

ビデオバンド幅(VBW)

ビデオフィルタは、ノイズなどの信号の変動成分を平滑化し、信号 レベ ルへの影響を少なくする。ものらしいです

CISPR 16-1-1による設定要求は下記になります。

尖頭値測定にスペクトラムアナライザを使う場合、ビデオ帯域幅は、分解能帯域幅以上に設定しなければならない。

平均値検波は、スペクトラムアナライザのビデオ帯域幅を、分解能帯域幅に比べて十分狭くする。

まとめ

RBWとは目的の周波数を分離してくれるフィルタの周波数幅のこと

9kHz〜1GHzの測定では6dBバンド幅で定義され1GHzを超える測定ではインパルスバンド幅で定義されている。

今後の予定

VBWの詳細とインパルスバンド幅について調べる予定

参考にしたサイト

調べるにあたり下記総務省さんのホームページ参考にしました。

参考 URL: 総務省 電波利用ホームページ https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/inter/cispr/cisprkikaku.htm

コメント

タイトルとURLをコピーしました