EMC試験におけるシステムの不確かさについて③

EMC

今回は2通りある不確かさの求め方における統計的手法以外による算出方法となるタイプB不確かさについての紹介記事となります。

不確かさ タイプB評価について

標準不確かさのタイプA評価は実際に測定を行い、繰り返し実測したデータから算出する方法になりますが、標準不確かさのタイプ B 評価は、統計解析以外(その他)の方法によって不確かさを評価する方法になります。
この場合、標準不確かさの評価は、他の科学的知識を基にすることで標準偏差を推定し、標準不確かさを算出します。

タイプB評価における標準不確かさ推定方法

標準不確かさのタイプB評価は今までの知識、経験等から母集団の確率分布の形を、仮定し、その仮定された母集団の確率分布から母標準偏差の推定値を求めることによって算出されます。
タイプB標準不確かさ=母集団の確率分布における母標準偏差となります。
(仮定した母集団全体のバラツキを除数で割ることにより標準不確かさが算出されます。)
以下は代表的な確率分布の形状と要因の例となります。

その他

参考にしたサイト

測定不確かさの評価に関する方針
https://www.vlac.co.jp/files/jp/doc/VR105-2021.pdf

連続一様分布
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E7%B6%9A%E4%B8%80%E6%A7%98%E5%88%86%E5%B8%83

三角分布
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%88%86%E5%B8%83

Arcsine distribution
https://en.wikipedia.org/wiki/Arcsine_distribution

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